ストレスケア病棟入院記

うつ病でストレスケア病棟に入院しています。日々の出来事や思った事を書いていきます。

入院7日目

午前中に心理検査があった。

いろいろな種類の検査を行い、2時間15分ほどかかった。

パズルのような検査、言葉の意味を説明する検査、心理士の言葉を繰り返す検査などなどたくさんの検査があったが、やはり記憶力を問われる検査が苦手だった。

覚えなきゃ、と思えば思うほどに、「昼ごはんなんだろうなあ」など変な思考が浮かんでそれを邪魔する。

結果は1週間以上かかり、カウンセリングはその後医師の指示で、とのこと。

今は特に薬を飲んでいないので、結果が出るまではプログラムに参加するのみの治療なのか。

 

午後はSST基礎のプログラム。

挨拶、お礼、といった比較的難易度の低いコミュニケーションから、自己主張、怒り、といった難易度の高いものまで、毎回例題を挙げて会話の練習をするらしい。

今日は10回講座の10回目とのことで、今までの振り返り。

次回はオリエンテーションで、次々回よりまた1回目に戻るらしいが、この講座は2週間に1回。

私がやりたい自己主張や怒りの講座がめぐってくる頃には私は退院している。

なんだかなあ。

 

プログラム後、散歩に出かける。

迷いつつも1時間半ほどのんびり歩く。

夕食後はプログラム室で脳力ゲームを行い、このブログを書いて、今日のやりたいことは終了。

入院前よりずいぶんと活動的になり、テレビをぼーっと見ている時間が減った。

ただ私は、最初は張り切って頑張れるが、途中でぽきっと折れてしまうことが多い。

継続できるよう、100の力で頑張るのではなく、80の力でやっていきたい。

 

今日の歩数 11025歩

入院6日目

9時から心理検査があった。

絵の中の人物から吹き出しが出ていて、その吹き出しにその人物が言うであろうセリフを書く、というもの。

古臭い言い方のセリフに違和感を覚えつつ、記入。

その後、簡単に心理士さんから質問を受けて、45分くらいで終了した。

明日も9時から検査。

平均2時間くらいかかるらしいので、ちょっと憂鬱。

 

昼ごはん前に、小雨の中1時間ほど散歩。

竹林の中の小道を見つけ、風流だなあと思いつつ、道に若干迷いつつ、無事帰ってこられた。

1時間歩いても歩数は6500歩ほど。

1日1万歩の壁は厚い。

 

午後は軽スポーツプログラム。

小さな体育館にて行われた。

ラジオ体操の後、曲に合わせてウォーキング。

3曲流れたから、10分弱だろうか。

その後は好きなスポーツをそれぞれ行った。

私はバドミントンの後バスケのシュート練習を少し。

さらにみんなでペタングとかいう、ボールを投げるゲームを行い、軽く体操をして終了。

普段歩くことはあっても、息が上がるまで運動をすることがないので、なかなか気持ちよかった。

今日はスポーツを行ったので、散歩はもういいか。

 

プログラム室にパソコンがあるのだが、昼間は出入り自由とのことで、この日記もプログラム室で書いている。

ネット速度は遅いが、キーボードで打つほうが断然楽。

ついでに昨日やった脳力トレーニングのパソコンゲームを行う。

こういう環境があるのだから、ほかの人もやればいいのに、と思うが、入院の理由はみんな様々、プログラム参加も医師の判断によるのだから、と思い直す。

 

今日の歩数 6930歩プラス軽スポーツ

入院5日目

午前中は、脳力トレーニング。

自分で課題を見つけて、おのおのそれを行う。

私は初めてなので、とりあえず集中力や記憶力を鍛えるパソコンゲームを行う。

パソコンの速度が遅い事に少しいらいら。

短いゲームなので、こんなので鍛えられるのかなあと思いつつ1時間ほど行った。

記憶力のゲーム結果が悪い。


午後は認知行動療法

ウォーミングアップとして、旅行したい場所ベスト10は何か、という

課題をみんなで話し合う。

どうもまとまりが悪く、結局6位までしか決められなかった。

時間配分が課題。


その後、自分に起こった嫌な出来事とそれに対する思考(自動思考)と感情をシートに記入。

その後、どういう思考だと自分が楽になるか(適応的思考)書き出し、結果感情がどのように変化するかを書いた。


1人の人の思考を課題として、それに対してみんなで意見を出し合う。

色々な意見が出る。

突飛な意見でも、実践できるかは関係なしに、とりあえず思いついた事を書き出す事が大切とのこと。


自動思考の悪循環を避けるために適応的思考を出すこと。

最初は適応的思考を出すのが大変でも、うまく思考ができるようになれば、自動思考に適応的思考が浮かぶようになる。

とのこと。


私が自分で書き出した嫌な出来事の一つは、適応的思考を考えたつもりでも、結果感情が変わらなくて、と言う話を心理士さんに言うと、それはうまく自動思考が出せてないからではないか、と言われた。

きちんと自動思考が出せないと適応的思考も出せないから、感情も変わらない、それは練習していくとうまくできるようになります、と。

日々の訓練が大切ということか。


今日の歩数 10,009歩


入院4日目

日曜なので、プログラムはなし。


午後から診察があった。

薬について話し、副作用がひどいので、とりあえず止めることに。

飲んだ方が治りは早いけど、飲みたくないならまだ飲まなくていいレベルではある、とのこと。

とても迷うが、あのしんどさを考えるとやはり飲みたくはない。

心理テストの結果を見ないとわからないが、適応障害の可能性もあるとのことだった。


入院中は、頭と体を動かすこと、とも言われた。

休養中の人が復職を目指す目安が1日10,000歩、普通に家事などできる目安が6,000から7,000歩のウォーキングだと言われた。

今は家事などしなくていいし、治療に専念できるから、10,000歩目指そうと思う。


頭を使うことについては、やはり読書を勧められた。

読書嫌いの私としては10,000歩よりキツイが、とりあえずやってみよう。

何でもやってみなきゃ。


今日の歩数 7,597歩








入院3日目

久々に薬を飲んだので、昨晩から非常に調子が悪い。

胃痛、むかつきに加え、微熱と頭痛も。

 

朝ご飯は食べられず、勿体無いので、昼ご飯は抜きにしてもらった。

薬の件で看護師さんが先生に診察希望を出してくれ、夕方少しお話しする時間をもらえた。

とりあえず、体調が非常に悪くなるので、薬はなしにしてもらう。

治療のためには飲んだほうがいいのだろうが、ここまで体調が悪くなると滅入ってしまう。

 

1日ほぼ寝ていた。

心電図をとったのだが、病室のベッドで寝たままとることに驚いた。

入院2日目

少し眠りは浅かったものの、比較的眠れた。

作業療法士がプログラムの説明に来るとのことだったが、忙しいらしく、月曜日に延期。

先生からプログラム参加の許可が出ているので、早速プログラムに参加した。

 

今日はアロマハンドトリートメント。

まず自分の好きな香りを選ぶ。

いつもはラベンダーがあまり好きではないのだが、今日は妙にハマったので、ラベンダーを選択。

やっぱり疲れているのか。

オイルをつけてゆったりと自分の腕や手をマッサージ。

普段はなかなか自分の体に集中することがないので、頭をからっぽにできるいい時間だった。

 

お昼からは心理テスト。

心理士は若い女性。

今までのことを話してから、絵を描くテストをした。

絵は苦手だし、久々なので、ちょっと緊張しながら描く。

まだ二つほどテストがあるので、後日一つずつすることになった。

 

夕食後、看護師が薬の配膳に来る。

目の前で飲まなければならない。

今までの経験から、絶対胃が痛くなるよなあ、と思いながら飲んだが、案の定胃痛と吐き気がひどく、胃薬をもらうことに。

就寝前の薬は無しにしてもらった。

 

やはり一番の問題は、今後薬をどうするか。

飲んだほうが治りが早いだろうが、飲むと体調が悪くなる。

先生と相談して、今後の治療方針を見つけていかねば。

ストレスケア病棟入院初日

5月5日入院初日。

 

この病院は初診日当日に入院できるため、診察を受けるのは初めて。

入院の荷物を持って、親の車で病院に向かう。

問診票や心理テストをいくつか記入してから診察。

丁寧な先生だったが、一番の懸念点、薬についてはあまり聞いてくれず。

 

少し不安を抱きつつも、入院が決まったため、荷物と共に病室へ。

希望の個室が空いていなかったため、少し高いバス付きの個室になった。

部屋には、ベッドとテレビ、冷蔵庫と服をかけるポール、机に小さなクローゼット、そして3点式ユニットバス。

窓からは山が見える。

誤算は、線路が間近にあるため、電車の音が大きいこと。

今まで比較的静かな環境にいたため、慣れるか少し不安だ。

 

 病棟説明の後荷物検査。

刃物はもちろん、陶器のコップもダメ。

持参した爪切りは、ナースステーション預かりになった。

陶器のコップは親に持って帰ってもらうことに。

 

ここで2、3ヶ月どうなっていくのか、少しの不安と緊張とともに眠りについた。